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No.131 

節電に励む東京にて ――― オピニオンリーダーのための熟議型ワークショップ

 震災から3ヶ月、環境エネルギーに関する「オピニオンリーダーのための熟議型ワークショップ」に来ませんか?とお話をいただきました。未熟者の私がオピニオンリーダーなんてめっそうもありませんが、勉強のため、節電に励む東京へ。

 会場だった東京大学はもっともエネルギーを消費する事業者ですが、LEDへの交換やPCの仮想ディスク化等により大幅な節電を実現しているとか。トイレにも温水洗浄便座を使用しないようにとの張り紙がありました。

 "熟議"とは、問題に関わる様々な立場の当事者がその問題について学習し「熟慮」と「討議」を重ねながら解決策を見出し、政策を形成していこうとするプロセスのことだそうです。原発事故のこと、放射性物質のこと、「安全」の考え方、エネルギー戦略、地層処分についてなど、被災地を含めて全国から集まった方々との「熟議」は大変有意義で、考えさせられることも多かったです。東大の先生が、「被災地の人々がこの困難をどう捉え、どうしたいのかを聴き抜くことが大切。」とおっしゃっていたのが印象的でした。

写真:東京メトロの駅に設置された大きな電光掲示板。地下鉄の8割運行や電力使用状況をわかり易く伝えています。
過剰な照明や冷房が緩和された東京は6月末の時点では快適でしたが、使用制限令が敷かれる夏は厳しそう。

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