新型コロナウイルスのニュースが連日報道されて多くの用事を自粛した中、もう一ついくべきかどうかを逡巡したイベントがありました。それは、娘の家で行われる、孫娘の初節句のパーティ。
「お母さん、行くのやめようかな。電車だし。」「え―お母さん何言ってるの?私たちは来てほしいよ!」向こうのお母さんも同じことを言ったそうです。
駅のパン屋さんも、特急ソニックもガラガラ。切符を前のシートのポケットに入れて読書していたら、車掌さんから「切符、触ってもよろしいですか?」と聞かれました。
願書を出した保育園に落ちて職場復帰できず家にいる娘、新型コロナ感染拡大防止のため、図書館も市民センターも児童館も閉鎖になって辛いと嘆いていましたが、しかたありませんね。
あちらのおばあちゃまが、孫娘のために、きれいな3色カラーの、離乳食ゼリーを作ってきてくれていました。オレンジ、白、緑の三段ゼリーは、にんじん、ミルク、ほうれんそう。
少し味見させてもらったら、出汁と野菜の味が生かされて、大人にもおいしい。見た目もかわいく、菱もちみたいで、お雛様にぴったりでした。
しばらく会えなくなりそうだけれど、今はテレワークの時代。動画でたくさんお喋りできるし、寂しくないよね。おばあちゃんのサポートはできなくなるけど、子育て頑張って!
(2020年3月 林 真実)