八坂神社・御霊神社(大分県中津市)
天正17年、中津城主黒田官兵衛孝高、長政父子により豊前国築上郡城井郷の城主宇都宮鐘房が謀殺されてしまいました。宇都宮氏の死を知った12人の侍女たちは、老臣池永左衛門等の計らいにより、落ち延び隠れていましたが、黒田勢の追手により捕らえられ、命を落としたという痛ましい出来事が残っています。
現在の神社より北に110mほど離れた山国川沿いに侍女たちを葬った塚(姫塚)があります。また、当時の人々は、この出来事を憐れみ御霊を慰めたとあり、それが御霊神社の始まりです。