鏝絵の町 安心院 (大分県宇佐市)
【鏝絵の歴史】
鏝絵とは、土蔵や家の戸袋などの平らな面に塗られた漆喰の壁面に、鏝を使って薄肉状に盛り上げた彩色漆喰で描いた絵のことです。
鏝絵として、一般に広まったのは、江戸時代後期のことで伊豆の左官職人、入江長八の存在が大きいと言われています。
県内では、江戸後期に伝えられ、安心院、院内、山香、玖珠などを中心に点在しており、全国でも一番の密集度を誇っています。
安心院では、明治初期から盛んに作られるようになりました。最近のものまで含めると町内には80ヶ所余りの鏝絵があります。