雲巌禅寺・霊巌洞(熊本県熊本市)

南北朝時代、日本に渡来した元・曹洞宗の僧、東陵永與が金峰山の西麗に建立したと伝えられている雲巌禅寺。その境内の一番奥にあるのが、宮本武蔵が籠もり「五輪書(地・水・火・風・空になぞらえて五部に分け、兵法の奥義を述べた書)」を書いたことで有名な洞窟、霊巌洞です。洞内には岩戸観音の名で知られる観音像が安置されており、岩肌には東陵永與によって刻まれた「霊巌洞」の文字も見ることができます。