八千代座(熊本県山鹿市)

熊本県山鹿市に位置する国指定重要文化財の芝居小屋「八千代座」は、明治43年(1910)に建設され、その栄華を極めます。

その後、映画やテレビの普及とともに一時は閉館に追いまれるも、地元有志による30年超の復興活動の末、息吹を吹き返し、桟敷席、スッポン、ドイツ製のレールを使った廻り舞台など、充実した機能を持つ江戸時代の歌舞伎小屋の様式を今に伝えながら、100年以上に渡り現役の芝居小屋として活き続けています。