岩屋寺石仏(大分県大分市)

岩屋寺石仏があるのは大分元町石仏の西南約600m、龍ヶ鼻付近の崖。永年の風雨や岩質が影響し、腹部から脚部に下るほど侵食が激しく、すでに輪郭をとどめていない像も少なくありません。全部で17体の磨崖仏から構成され、中央にひときわ大きな如来坐像(推定)をはさんで、向かって右側には右端の十一面観音菩薩立像など6像が並んでおり、向かって左側には、不動明王立像など合わせて10像が掘り出されています