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屋外で過ごす〜親子スタイル〜  もっと気軽にピクニック!

屋外で過ごす〜親子スタイル〜

もっと気軽にピクニック!

記事提供:miku

天気のいい日には、ランチボックスを持って、家族や友だちファミリーと公園ピクニックを楽しんでみるのはいかが?体を使った運動遊びはもちろん、本を読んだりおもちゃで遊んでみるのもよし。青空の下で過ごせば、赤ちゃんから大人まで、家族みんなにストレスフリーの時間になるはず。お弁当作りも、手軽なものでもアイディア次第でフォトジェニックなピクニックランチになりますよ!

長谷川 りえさん
料理研究家、商品開発アドバイザー。大手食品会社でファストフード・コンビニエンスの分野で多くのヒット商品を開発。その後、イタリアンレストラン、フランス菓子店、料理研究家のアシスタントを経て独立。著書に『ラク弁当レシピ』『園児弁当』(ともにエイ出版社)、『青空ピクニック弁当』(イカロス出版)ほか。「三浦半島はイタリア半島プロジェクト」の発案者としても活動している。

手間いらずのお弁当をマスターすれば、ピクニックはこんなに手軽に!

近頃、SNSの影響でピクニックやキャンプがブームですが、実はピクニックは、子連れにこそもってこいのレクリエーションなのです。

「ただでさえ子育てで大変なのに、ピクニックのためのお弁当作りは負担」と感じているママ。いえいえ、そんなことはありません。手の込んだお弁当を作らずとも、ちょっとしたアイディアでおしゃれなピクニックは手軽に楽しめます。

今回は、お弁当のレシピブックを多数出版している長谷川りえさんにアドバイスをいただきました。

「例えば、パンと具材を持って行って、公園に行ってからその場で自由にサンドイッチを作るセルフサンドイッチなら、食材を持っていくだけでいいので、お弁当を作る手間もかかりません。パンにはさむだけなので、子どもでも作れますし、好みの具材を選びながらお互いに作りあったりもできて、会話もはずんで楽しいですよ」。

 

手の込んだお料理でなくても、キュートなピックやカラフルなナプキンを利用したり、お弁当箱の代わりにカラフルボックスやカゴ、バスケットを使うだけでも華やかになりますね。今回教えていただいたレシピは、どれも手軽に作れるものばかり。未就学児でも食べやすく工夫されています。

お弁当作りで気を付けたいこと

 

◇温かいものは、冷ましてから蓋をしましょう。
◇直射日光があたらないようにしましょう。
◇暑い時期は、保冷剤、保冷バッグなどを利用しましょう。
◇食べ残したものは、悪くなることを考慮して、後から食べないようにしましょう。

 

荷物にゆとりがあれば、椅子やテーブルを用意すると一段と過ごしやすくなります。100円ショップでも買える折り畳み式の軽量棚に、ランチョンマットなどの布を敷くだけでテーブル代わりになりますよ。

お弁当作りがママの負担にならないような、パパっとできるお弁当テクニックをご紹介します!

 

プラスチックカップ大活用

蓋付きのプラスチックカップはピクニックにとても便利。どんなお料理を入れてもかわいく見えて、食べ終わったら重ねて持ち帰れます。

カトラリー
カトラリーも瓶やプラスチックカップに立てるだけでおしゃれ度アップ♪
茹で野菜のスティックサラダ
にんじん、パプリカ、ブロッコリー、大根などを茹でてスティック状にすれば、子どもにも食べやすいお手軽サラダに。マヨネーズやドレッシングを持って行って、お好みで付けましょう。
蓋付きカップ
蓋付きカップは持ち運びにも便利です。

から揚げ
から揚げやミートボール、ソーセージなど、なんでもプラスチックカップに入れて持っていくと見た目にも楽しくなります。
カラフルころころおにぎり
おにぎりは、子どもが食べやすい一口サイズ(直径3〜4cm)の玉形にしてみましょう。ふりかけを使えば、塩を足さなくてもいいので、手軽です。

一口スティック弁当

幼児が食べやすいように、一口サイズにするのがおすすめ。スティックを使うと食べやすい。

卵焼き
卵焼きを斜め切りして組み合わせると、ハート型に!
きゅうり
きゅうりを約5cmの長さに切り、半分の長さの位置に、ナイフでギザギザに円周を切ります。
アラカルトスティック
アスパラ、ソーセージ、ミートボール、トマトなど、一口サイズをスティックに刺すだけで外でも食べやすくなります。

オリジナルスティック
楊枝や竹串にマスキングテープを使えばフラッグスティックに早変わり!
くるくるサンド
ハム&チーズやジャムを食パンでくるくるっと巻いて、カットするだけで、カラフルでキュートな一口サンドのできあがり。

 

公園で作るセルフサンドイッチ

パンと、ハムやソーセージ、チーズ、レタスなどのお好み具材をそのまま持って行って、公園で自由に作るサンドイッチ。これなら、お弁当作りの手間いらずで楽しめそう。


レンジにおまかせ、 お手軽オムレツ

溶き卵に牛乳少々、粉チーズと塩コショウを適量、一口大に切ったブロッコリーとウィンナーを入れ、シリコンカップに流し入れ、レンジで卵が固まるまで(600Wで約90秒)あたためるだけ。お弁当の定番卵焼きは、フライパンにつきっきりで作る、意外と手間のかかる料理。これならレンジにお任せで、手軽に卵料理を用意できます。

 

いいこと尽くしの子連れピクニック

休日は、ママ&パパだってのんびりしたいものですが、「外出して飲食店に行っても、子どもが周囲に迷惑をかけないように注意しなくちゃならない」とは、今回参加してくれたママの声。食事の間、お行儀よく過ごしてもらうのは親も一苦労です。その点、開放感にあふれる公園なら、多少のことは気にせず、親子ともにのびのびと過ごせること請け合いです。

公園での過ごし方は自由自在。運動遊びなどアクティブに過ごすことは子どものパワー発散になりますし、絵本を読んだり、お絵描きをしたりと、まるで自宅のリビングのように静的に過ごすこともできます。

音のなるおもちゃで遊んだり、、大きな声で歌を歌ったりもOK。もちろん各公園でのマナーを守るのは前提ですが、飲食店や電車の中よりも公園ならストレスフリーです。

遠方の公園に行かなくても、近所の公園で十分楽しめます。レジャーシートとお弁当を持って、自然を満喫できる公園ピクニックに出掛けてみませんか?

青空の下って気持ちいい!

いつもと同じ遊びでも、青空の下だと子どもたちが伸び伸び、イキイキしてくるのが不思議です♪
子どもにはいつでも「存分に!」いてもらいたいですね。

 

絵本を読む

場所を選ばず楽しめる読書。パパ&ママなら、おうち以外にもカフェや電車、公園などで読書をした経験がある人も多いのでは?とりわけ風や鳥のさえずりを感じながらの公園読書は、想像以上に気持ちのいいもの。開放感があって、本を開きながら感じる空想も広がります。公園、ピクニックがテーマの絵本や、公園で触れ合える昆虫や花といった自然にまつわる絵本を読むのもいいですね。

しゃぼん玉

子どもはみんな、しゃぼん玉が大好き!きらきら、ゆらゆら、飽きることはありません。

 

お絵描き

公園でのお絵描きは、その日公園で得た刺激をそのままスケッチブックに思い出として残せます。運動遊びをした後のクールダウンのひとときにもおすすめ。子どもにとって何が興味深い体験だったのかも分かりますし、親子の会話も広がりそうですね。

楽器で遊ぶ

楽器や音の出るおもちゃは、室内だとつい“ご近所迷惑”を考えてしまって「あまり大きな音を出さないで」などと言ってしまいがち。子どもにしてみれば、せっかくの音を楽しむおもちゃなのだから、思う存分遊びたいもの。そんなときは公園に持って行ってみてはいかがでしょう?いつも以上にのびのびと楽しめます。

 

鬼ごっこ

手つなぎ鬼、影ふみ、隠れ鬼、追いかけっこなど、道具がなくても子どもが楽しめる遊びはいろいろあります。「あそこの木まで競争!」とか、ただ走るだけでも子どもにとっては楽しいもの。

参加しました!

小俣すみれちゃん(4歳)、陸翔(りくと)くん(6歳)、唯翔(ゆいと)くん(8歳)&亜美ママ
飲食店だと、つい子どもの声や動きを注意しなくてはならないことがありますが、公園なら親子ともにのびのびと過ごせていいですね!コロコロおにぎりをカップに入れて、さっと公園に出るだけで楽しくなりそうです。

 

長澤舞衣子ちゃん(5カ月)、悠樹(はるき)くん(5歳)&昂仁くん(9歳)&美沙子ママ
しゃぼん玉に虫捕り、木の枝拾い。定番遊びでも、公園で過ごすといつも子どもは楽しそう。セルフサンドイッチは、その日の目玉企画としても盛り上がりそうです! 茹で野菜スティックなど 、シンプルでもかわいくできるのが分かりました。

 

注)各公園のマナーに従って遊びましょう。

撮影/長尾浩之 取材・文/山田治奈  ※読者モデルの年齢などは2017年育児情報誌miku取材時のものです。

 

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