福岡県飯塚市在住。育ち盛りの4人の子育てに奮闘する明るいシングルマザー。自身のホームページ「節約&生活の知恵」には、家庭で無理なく実践できる100以上の節約の技と暮らしの知恵を紹介している。
洗剤を買ってきて一生懸命に水洗いや水拭きをして掃除をしますが、実は家にあるもので簡単に掃除ができる裏ワザがあります。小松さんが日頃から実践している知恵の一部をご紹介。
IHや換気扇などのまわりつく頑固で落ちにくい油汚れは、小麦粉がおすすめ。小麦粉を振りかけて放置し、拭き取るだけでピカピカに。小麦粉のほかに、米ぬかも効果があります。
汚れている部分に小麦粉を振りかけて、しばらくそのままにしておきます。小麦粉が油汚れを吸着するのでお掃除もラク。
面倒な換気扇お掃除の手間を省くには、油汚れを付きにくくするワックスがおすすめです。きれいに手入れをした換気扇にあらかじめ、ワックスを塗っておけば油汚れは最小限に。ワックスは自動車用でも床磨き用でも可能。
電気ポットに水あかが付くとなかなか取れません。こんな時はポットにお湯を8分目くらいまで入れて、カップ3分の1の酢を加えます。しばらくそのままにしておくときれいになります。
りんごの芯、じゃがいもの皮、大根の切れ端などは、光沢がなくなった流し台をきれいにし、キャベツや白菜の外葉は焼き網などの焦げ付きや油汚れを磨くのに使えます。
オーブンレンジはにおいの強い物を調理した後、前の残りのにおいを消すために茶葉を使いましょう。茶葉ひとつかみ天板の上にのせ、1分くらい加熱すればにおいは取れます。
塩と重曹をそれぞれカップに1杯分入れ、配水管の中へ振り入れます。そして排水口から熱い湯を流します。すると、塩と重曹がパイプにこびりついた油汚れを吸収しきれいに。
お風呂のタイルの目路にろうを塗っておくと、水をはじいてカビ&汚れ防止に。ブラシ等でゴシゴシする必要もなく、お掃除も簡単。
水気を嫌う畳は毎日水拭きするわけにはいきません。そこで、上手に手入れをするコツが、お酢を使うこと。雑巾がけをする時にバケツ7分目くらいの水にお酢をカップ1杯分入れて、水拭きすると黄ばみが取れます。
濡らした新聞紙でガラスを磨き、さらに乾いた新聞紙で乾拭きをするとピカピカに。新聞紙のインクがツヤを出し、汚れを付きにくくします。また、窓ガラスの隅の汚れは、水で濡らした布に塩をつけてこすると汚れが取れます。
じゅうたんにこぼした飲み物を、濡れた雑巾で拭くのはシミを広げることになり逆効果。乾いたタオルでたたき、十分吸い取ったところで塩をすり込ませます。最後に塩を取り除くと汚れが落ち、シミにもなりにくくなります。
お掃除をする上で、掃除機は必須アイテムです。
しかし、電気をムダに使った効率の悪いかけ方をしている人が多いのが事実。
少しの心がけで、電気を極力使わないお掃除が可能です。
モップや雑巾の代わりになり、電気代の節約になります。
汚れがたまると吸収力が低下し、消費電力や電気代が余計にかかるので、気をつけましょう。
ゴミが埋まっているカーペットは「強」、そうでないフローリングは「弱」と使い分けましょう。電源を入れたら一気にかける、これも節電につながります。
私の節約はムダな所を見直すことから始まりました。
歯磨きをする時の水道の出しっぱなし、電気のつけっぱなし、お風呂に入る時のシャワーの出しっぱなし…
必要以上は使わない、これだけでも十分に節約につながります。
無理な節約は挫折してしまうので出来ることからコツコツと行なってみてください。それがいつの間にか身に付いて、節約になっています。
節約とは「ムダを省くこと」。小さな積み重ねが、節約生活を維持させるコツだと思います。