小倉南区春吉の眼鏡橋(福岡県北九州市)

大正8年頃、道原の石工、中山熊二郎、佐島栄治によって造られた北九州唯一の石造二連アーチ橋です。石材にはひん岩、輝緑凝灰岩など紫川の川石が使用されています。
この橋が出来るまでは、岩の上に板切れを渡しただけの簡単な板橋を渡っていましたが、大正6年、子守の女の子が転落死したことに心を痛めた地元の有志が資金を集め造られました。
長さ20.5メートル、幅3.6メートルの美しい橋です。初夏には蛍を見ることもできます。