九州の世界遺産 遠賀川水源地ポンプ室(中間市)
〜100年の時を経て、今なお稼働する送水施設〜

中間市(なかまし)は、九州は福岡県の北部にあるまち。


2015年に「明治日本の産業革命遺産」として、日本の近代化を支えた資産が世界遺産に登録されました。


世界遺産の構成資産「遠賀川水源地ポンプ室」は遠賀川の河口から約11キロにある製鉄所の送水施設。

官営八幡製鐵所第一期拡張計画に伴う工事用水の不足を補うため1910年より中間市で操業を開始。

明治建築の典型的なレンガ建造物で、建物内部の送水ポンプの動力は蒸気から電気に変わりましたが、現在も稼働し続けています。


近隣にあるインフォメーションセンターは、世界遺産登録の背景がまとめられた映像や当時のポンプ室に設置されたものと同型のポンプ(イギリスに現存)の動く様子、非公開のポンプ室内部の映像も見ることができます。


そして、中間市歴史民俗資料館や新鮮市場さくら館、垣生公園が隣接し、さまざまな楽しみ方ができます。ぜひ、お立ち寄りください。