くろがね堅パン・くろがね羊羹(福岡県北九州市)

官営八幡製鐵所で大正年間に従業員の栄養補助のため作られました。官営八幡製鐵所関連
施設の世界遺産登録により、お土産としても注目されています。
「くろがね」とは鉄を意味する言葉で、大正時代に官営八幡製鐵所(現在の新日鐵住金
(株)八幡製鐵所)で生まれたお菓子です。
「堅パン」は大量に作って長く保存できるように、水分を極力少なくすると鉄のように
堅いものが出来上がりました。
「くろがね羊羹」の重さは160gで長さは13cm。作業着の胸ポケットに差して、
作業の合間にかじった製鉄マンもいたそうです。
大正年間の創業以来の堅さや甘さにこだわり続け、北九州の味として市民に定着し、
北九州百万市民推薦・食ブランド「百万の息吹」に認定されています。