国指定天然記念物 本庄の大楠(福岡県築上郡)
大正11年に国の天然記念物に指定された本庄の大楠。
平成13年環境省の巨樹巨木林調査によると、全国第1位は鹿児島県蒲生町「蒲生の大クス」、2位は静岡県熱海市「来の宮神社の大クス」、3位は青森県深浦町「北金ヶ沢のイチョウ」、4位が築上町「本庄のクス」と佐賀県武雄市「川古のクス」となっています。
本庄の大楠は樹高は25.8m、胸高の幹周囲が20.6m。木芯部は大きな空洞となっていて、明治34年にこの中で焚き火が引火し、大半が焼失しましたが、その後奇跡的に第一枝がよみがえり、現在の姿まで成長しました。
大楠の葉を懐中に入れると、諸災を免れ長寿を得ると言わています。
現在5本の支柱に支えられ、支柱の食込みなど難題をかかえ、支柱の一部取り替え、土壌改良などの保護工事を現在も継続しています。
5月にアオバズクが営巣にやってきたり、夏は花火大会、秋はクラシックコンサートが開かれます。