旧長崎税関三池税関支署(福岡県大牟田市)

1908年、三池炭鉱積み出し港であった三池港の開港と同時に設置された長崎税関三池税関支署は、木造平屋建の入母屋造で、明治期の洋風建築としての風貌が残る、三池港の歴史を語るには欠かせない施設です。建物のすぐ近くには、旧三池炭鉱専用鉄道敷のレールも残り、当時の炭鉱の名残や景観が感じることができ、近代化産業遺産としても重要な役割を果たしています。2015年世界文化遺産として登録された『明治日本の産業革命遺産』の構成資産三池港の一部です