照國神社(鹿児島県鹿児島市)

城山の麓にあり、島津家28代当主、国旗「日の丸」の生みの親である島津斉彬公を祀る神社。名君といわれた島津斉彬公は、西郷隆盛・大久保利通を登用し、幕末の日本を近代国家へと導いた人物で、集成館と呼ばれる工場群を整備し、さらに造船にも力を注ぎ、わが国最初の洋式帆船「いろは丸」や蒸気船を完成させました。島津斉彬公の死後、天皇から「照國大明神」の神号が授けられ、鶴丸城の西側の南泉院の本門前に建てられたのが照國神社です。また、入口にある大鳥居は高さが19.8メートルもあり、全国的にも珍しいことで知られています。