御年神社(宮崎県北諸県郡)

応永四年(一三九七年・室町時代)、時の領主藤原氏が天下泰平・国家安穏・万民安泰を祈願して当宮村地区の宗廟として建立したものであると社記にあります。当時は、中央において南北朝の争乱もようやく治まりかけたが、地方ではまだ争いが続いており、荘園制度は崩壊の兆しをみせていた。そこで、領主藤原家光が領地の安穏を祈願して建立したものであると伝えられています。大年ノ神(おおとしのかみ)、若年ノ神(わかとしのかみ)、稗田ノ神(ひえだのかみ)と三柱の神様が祀られています。いずれの神様も年神としてお祀りしています。

町外からの参加者も多い「赤ちゃん豊年土俵入り」や「年末カウントダウン花火」など神社主催の行事も行われています。