一里塚 〜都城市・小林市〜(宮崎県都城市)
一里塚が全国的に整備されるようになったのは江戸時代ですが、一里(約4km)ごとに、江戸の日本橋を起点として全国の各街道に設置され、当初は、5間(約9m)四方、高さ1丈(約1.7m)に土を盛り上げてつくられ、一里塚の上には榎などの木が植えられ、木陰で旅人が休息を取れるように配慮されていた様です。
街道の両側に「対」で設置されていた様ですが、現存する一里塚の多くは道の片側にのみ存在している事が多く、街道を挟んで一対で現存する一里塚には国の史跡に指定されているもの(都城市今町一里塚が九州の中で唯一の国指定史跡)もあります。
一里塚が設置された街道は、現在も主要国道として活躍している街道もありますが、幾多の災害や住民、往来者の利便性から、道路が改良され、道路としてはほとんど利用されていない場所も存在します。
だからこそ、古の街道を懐かしんでみることも先人たちへの敬意かもしれません…(^^)
是非、宮崎県内で僅かに残っている3箇所へお越しください(^^)
今町一里塚…都城市今町7368-13付近
漆野原一里塚…小林市野尻町紙屋字漆野原540-1付近
池ノ原一里塚…小林市野尻町紙屋4055付近