志免鉱業所跡竪坑及び第八坑関連地区 〔しめこうぎょうしょあとたてこうおよびだいはちこうかんれんちく〕(福岡県糟屋郡)

明治から昭和にかけて石炭を採掘していた志免鉱業所跡には、竪坑や第八坑などの施設が残っており、県指定の史跡となっております。
第一坑から第七坑までは浅い層の石炭群を採掘していましたが、出炭量の減少と国際的な緊張の高まりにより、より深い石炭群を開発する機運が高まり、昭和15年に第八坑が完成し、昭和18年には竪坑と地下415mで連絡坑道が結ばれ、戦後の昭和24年から竪坑の機能が発揮されるようになりました。