八瀬尾の滝

鹿児島市から川辺峠を越え「八瀬尾大権現」の看板から左に曲がり、しばらくいくと八瀬尾の滝があります。道路からは第2の滝まで見ることができ、さらに滝の横の細い道を登れば第8の滝まで行くことができます。第3から第6の滝の間には10もの小さな滝があるので、八瀬尾の「八」の字は数が多いことをあらわしていると思われます。
この滝は、修験道の修行場だったと言われています。明治の初め、鹿児島を代表する歌人八田知紀はこの地を訪れ、次のような和歌を残しています。「白雲の幾重かさなる高嶺より 落ち来る滝の流れなるらむ」