東明山「興福寺」(長崎県長崎市)

国内最初の黄檗禅宗の唐寺。
元和6年(1620)在留中国人がキリシタンでないことの証明と唐船の航海安全の神、媽祖(まそ)を祀る寺として創建されました。
大雄宝殿は国指定重要文化財で、お釈迦さま(大雄)を本尊として祀っております。
長崎へ来航する唐船には必ず航海の守護神である「媽祖」が祀られ、在泊中は船から揚げ、媽姐堂(海天司命堂)に安置されました。
黄檗宗の開祖である隠元さんの影響は現代にも数知れず残っており、
例えば、丸い卓袱台は、身分の上下なく楽しく食事しようという意図で江戸時代以降一般に普及しました。
食材としては、いんげん豆、もやし、蓮根、なすび、スイカ、落花生など。
料理としては、胡麻和え、胡麻豆腐、けんちん汁など。
他にも、印鑑や明朝体文字もそうなんですよ。