長崎七不思議【大波止の鉄玉】(長崎県長崎市)

民謡長崎七不思議の六番目に謡われたのが「玉はあれども大砲なし」。
直径約56cm・重量およそ560kgの鉄玉。いったい何のために作られたのか?
台座にある説明書きには、島原の乱で一揆が立てこもった原城を攻略するため、寛永15年(1638)正月、長崎で鋳造された石火矢玉と言い伝えられるが、正確な記録はなく砲身もまた実物・記録ともにないとある。
要するに、判らないのである。
判ってしまうより、判らないほうが、色々想像出来て楽しいのかもしれません。
今、ここに、こうしてある。というだけで、不思議なままでいることも大事かも知れませんね。
【長崎市指定有形文化財】