伊王島 〜俊寛僧都(しゅんかんそうず)終焉の地〜(長崎県長崎市)
伊王島町は、伊王島と沖ノ島を合わせた町で、島の間は幅数10mしかなく、島を結ぶために栄橋・賑橋・祝橋の3つの橋が架けられている。約10km離れた長崎港との間を旅客船で結んでいるが、2011年3月27日に伊王島大橋が開通。人口に占めるカトリック教徒の比率が日本で最も高かった町でもある。
今も島に語り継がれている伝説は、1177年、俊寛僧都は、平家打倒の謀反を計画した罪で、「平 清盛」の怒りをかい流刑に処された。後年3人のうち2人は赦され京都へ帰ったが、俊寛だけは赦されず、家族が亡くなった知らせを聞き、もはやこれまでと、断食してここ伊王島で永遠の眠りについたという。
その墓が今も残っており、北原白秋が俊寛を偲んで詠んだ歌碑が建てられている。
様々な歴史とリゾートの島である伊王島。あなたも散策に来られては?