浦頭引揚記念資料館(長崎県佐世保市)

1945年(昭和20年)8月15日太平洋戦争の終結に伴い、満洲・朝鮮・中国・東南アジアなどから約629万人の日本人が引揚げ、このうち約140万人が佐世保港の浦頭の地に帰国してきました。
  引揚者は、佐世保引揚援護局検疫所での検疫を受けた後、佐世保引揚援護局(元針尾海兵国、現在のハウステンボス付近)までの約7kmの山道を歩き、引揚手続きを終え、衣服や日用品の支給を受け、数日の滞在の後、南風崎駅からそれぞれの故郷へと戻っていきました。
『浦頭引揚記念資料館』は、その過酷な体験を記憶にとどめ、後世に伝えるとともに、平和への願いを込め、(1986年【昭和61年】)全国のみなさまからの募金をもとに建設されたものです。