「省エネ低炭素社会の実現へ向けて」をテーマにした「冬の省エネキャラバンin福岡」に、パネリストとして参加しました。エネルギー政策にも関わる専門家、HEMSやIT家電の開発メーカー、省エネコンサルタント、商業ビルオーナー、マスコミといった方々と、生活者として家庭部門の省エネを推進する立場からディスカッションさせていただきました。
「緊張感を持っていきましょう!」とおっしゃっていたコーディネーターの先生は、予告どおり不意打ち質問の嵐(汗)。
先生「リアルタイムプライシング※について、林さんはどう思いますか?」
私「(節電の)インセンティブが働くので私はいいと思います。」みたいなやり取りをしていたところ、先生は「あなたのような消費者ばかりならいいのですが、そういうのは困ると言うむきもあるんですよー。」とおっしゃっていました。(※ちなみに、リアルタイムプライシングとは、時々刻々と変動する料金体系のことです。)
生活者にもさまざまな事情があるので、節電のための料金制度は選択性のようなことも考えられるでしょう。でも、再生可能エネルギーを増やして省エネ低炭素社会を目指したいというのであれば、消費者も進取の気概を持つべきだと思うのです。
スマートシティ構想は現在産官学連携で実証実験が進んでいますが、主役は生活者です。生活者も積極的に開発に参加しなければ、技術は立派だけど使えない→ガラパゴスってことになりかねません。
共に知恵を出し合って未来を創っていく、連携の時代を予感させるパネルでした。楽しかったです。