福岡県の住生活基本計画策定委員会の委員をしています。委員の顔ぶれは多彩で、計画のむこう10年よりもっと遠くを見据えた議論になっています。先日、その2回目の会議が終わって県庁からの帰り道、二人の若手委員と一緒になりました。その一人、リノベーションによるまちづくりも行う環境工学の准教授は、息子が学ぶ芸術工学部の先輩であることが判明。もう一人は以前から存じ上げている感性豊かな住宅専門のリサ―チャーです。
そのまま博多駅で一緒に飲むことになり、世界の素敵な街についてお喋りしていたら、リサーチャー氏が、「まちの官能性調査をした」といいます。「官能性?興味ある」「これから近くで話す」という流れで、そぞろ歩いてリサーチャー氏の講演会場へ移動。
着いたところは、期間限定の手作りのリノベーション・カフェでした。テーブルやバーカウンターを支えるのは、結束バンドで止めた木材コンテナ。照明も洗練されて仮設とは思えないお洒落な空間です。すでに、リノベーションや街づくりに関わる人たちがワイワイ集まっていました。かつて私が企画編集に係っていた「みらいえ」という冊子でお世話になったリノベの専門家にも案の定、再会。いろいろつながるなあ。
赤ワイン片手に、リサーチャー氏(島原万丈さん)の大変興味深い話を聞きました。つづきはまた。
(2015@林 真実)
