佐賀県のくらしの安全安心課からのご依頼で、消費生活センターの相談員や消費者代表の方々に、電力自由化と消費者保護について講義をしました。省エネやエコの講演のついでに電力自由化のお話をしても、これまでは消費者の関心はいまひとつ薄かったのですが、さすがに自由化目前になると認知度急上昇。とはいえ、「選べるようになったのはわかるけど、そもそもどうしたらいいかわからない。」と言われます。泳げる広い海を目の前にして、泳ぎ方がわからない感じというか。
つい先ごろまで、「マイナンバー制度」に便乗した悪質商法にだまされないで!といったセミナーを、自治体や消費者代表の方々にしていました。「認知度は高いがよくわからないもの」にかこつけて消費者をだます悪質業者は必ず出てきます。もう既に、電力自由化を説明するといってアポをとって訪問し、太陽光パネルや蓄電池を売りつけるケースなど、相談にあがってきています。こういったケースではもちろんクーリング・オフも効きますから、ご近所のお年寄りなど気にかけてあげてください。
(2016年3月7日)