長崎大水害と西山ダム(長崎県長崎市)

1982年7月23日、夕方から降り出した記録的な豪雨は死者・行方不明者299名、被害総額3000億円以上の甚大な被害をもたらした「長崎大水害」。
その対策工事として出来上がったのが「西山ダム」。
旧ダムの約60メートル下流に治水機能も持たせた新ダムを建設。
旧ダムは貴重な土木遺産であるので、新ダムの貯水池内に保存しました。
つまり、ダムの中にダムがある珍しい風景になっています。
下流公園には、水害後移築された高麗橋や旧ダムの堤体の銘版を復元したモニュメントが置かれている。
また、この公園は隠れた桜の名所でもあり、満開になる頃、散策してみるのもいいですよ。