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No.47 

必要と欲しいの区別をつける ――― 後悔しない買い物のためのアドバイス その1

 金融広報中央委員会(事務局 日本銀行)の金融教育サイトのコンテンツを一部執筆させていただくことになりました。日銀本店での製作会議では、「4こま漫画で笑いをとってつかめ」「教科書的では誰も読まない。読ませる工夫を」など、議論が白熱しました。

 「必要と欲しいの区別をつける」は消費者教育の重要なポイント。自分の状況を把握し、欲求や行動をしっかりコントロールすることが重要ですが、これができず多重債務に陥る大人も増えていて、家庭教育にも社会的なサポートが必要になってきているのです。もちろん、私が地域や学校などに出向くときは、子供たちの「欲しい」気持ちも大事にしています。「欲しい」という気持ちは生きるエネルギーそのものですし、「欲しい」を実現するための計画性と行動力を培うことも金銭教育に重要だと思うからです。

 さて、私にとってのオール電化リフォームは、「欲しい」というより「必要な」ものでした。子育てや仕事、ボランティアなどの狭間での「ながら家事」は、結構危険を伴うものでしたから。

 オール電化の採用検討にあたっては、「みんなが採用しているからウチも」「よくわからないけど薦められたから」というより、自分の欲しい、あるいは必要な理由を、「老後の安心安全」「光熱費の節約のため」「家事の軽減」など、自分の生活課題を整理してみることをおすすめします。また、家計状況に合わせたプランを明確にしておけば、機器の選択などの検討もスムーズになり、採用後の満足感も断然違ってくると思います。

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