県の環境審議会の委員をしています。審議会の委員はさまざま立場の方々で構成され、私も消費生活アドバイザーとして、また子どもを持つ母親として、発言しています。
議題は土壌汚染、海洋汚染、騒音、温暖化対策と、実にさまざまですが、最近議題の中心となったのが「光化学オキシダント」。私の住んでいる町でも注意報が発生し、子どもたちは部活動を中止して帰宅しました。測定器の増設や市民への周知徹底など、県の対応は迅速です。でも、風に乗って運ばれてくる他国からの汚染物質も原因といわれ、外交問題が絡むだけに国内だけでの解決が難しいのです。「なんとかしてよ…」という気持ちになって、はっとしました。
これと立場が逆なのが温暖化の問題なのではないでしょうか。エネルギーを使用する事の影響が他国へ及んでいることを、普段どれほど認識しているか、反省しました。「対岸の火事」の火元は自分たちだったりするのです。