低炭素社会の実現に向けて、草の根で生活者の相談役を担う「環境コンシェルジュ」の育成について、専門家から提言がなされています。
九州各県でも現在そういった人材養成は進んでいます。今年、個人的に関わったところでは、大分県で温暖化防止活動推進員の方々へCO2削減アドバイス手法の研修をお引き受けしたり、福岡県でもやはり推進員の方々を中心に、先日、エコサポーター養成研修を行いました。"環境コンシェルジュ"的な人材の名称を何にするのか、検討ワーキングの中でちょっとだけ議論などもしながら。（なにせ、温暖化防止推進員や環境サポーターなど、同じような呼称がすでに沢山ありますので）
福岡県の人材研修にあたっては、「今後は各家庭を訪問してパソコンでのエコ診断や提案も行いたいので、講義には"訪問マナー"も含めて下さい。」とご要望がありました。3時間の講義に、データ分析から電気やガスの省エネに加え、訪問マナー、よくある質問、個別コンサルの心得など盛りこんだら、若い女性のネイル（爪）のような"デコ盛り"講座に。大勢の方への一度の情報提供と、それぞれの家庭への個別のコンサルでは、必要な心構えも知識量も違いますので3時間でも足りないくらいです。実地で身に付けていかれることでしょう。
各家庭への訪問は大変だと思いますが、低炭素なくらしへの着実な効果を上げていかれることと思います。ご活躍を楽しみにしています。
