諫早からのまわりみちの旅のつづきです。長崎には晩御飯だけに寄るつもりだったけれど、丁度、長崎市立美術館でガウディ展をやっていたので立ち寄ることに。
学生時代、渋谷の映画館でみた「ガウディの世界」というフィルムに圧倒され、たちまちとりこになりました。熱さめやらず、その15年後、"ガウディに会いに"バルセロナに行きました。グエル公園、カーサ・ミラ、カーサ・パトリョ・・・サグラダファミリアには2日通いました。初日、朝早くいったら開館前。カフェでコーヒーを買って隣の公園で開場を待っていたら、教会の鐘が鳴って、その音に心が震えたのを覚えています。
長崎市美術館では、ガウディ設計の椅子に座ったり、ドアノブを握ることができたりして、ガウディを"体感"できる工夫が随所にされ、井上道彦さんの漫画で人間ガウディの生い立ちや、内面にも触れることができました。
「人間は何も創造しない。創造するのは神だけである。人間は発見するだけである。」
長崎市立美術館は屋上もおススメです。夕暮れの長崎の山やまちを眺めたあと、久しぶりに大好きなレストランを再訪。たっぷりの白ワインと一緒に、鮮やかな赤色のボルシチをいただき、白いかもめで帰りました。
(2015@林 真実)