地球温暖化対策の勉強会に呼んでいただき1時間半お話したら、暑さのせいかふらふらに。照りつける太陽の下、友人がやっているオーガニックカフェへ。
カフェの開け放たれた入り口には「氷」の文字がはためき、窓も全開。そう、このカフェには、エアコンがありません。入れ違いで出てきたお客さんたちも汗だくでした。
「いらっしゃい。」「ふらふらだから、なにか食べさせて〜。」
暑さへの抵抗力をつけようと、まずは玄米カレーをパクパク。んー美味しい。でも、カレーで体温がますます上昇。そこへ、開け放たれた大きな窓から、緑をゆらす風にのって、時々水しぶきが飛んできます。よくみると、窓の外に細いチューブがめぐらしてありました。「へー、ミストつけたんだ。気持ちいい〜。」
つづいてかき氷を注文しようと再びメニューを開く私に、友人オーナーがお洒落なうちわを貸してくれました。「冷房なくてごめんね。暑かろうー。」
「いいのいいの。クーラー効いてたらかき氷の美味しさ半減だもん。氷、おいしそうね〜。苺ミルクにしようかな♪」
汗をふきふき、冷たいスプーンを口に運ぶと、なんともいえず懐かしい、幸せな気分。氷を食べ進んでも、エアコンが効いたカフェみたいにぶるぶる寒くなることはありません。
子どもの頃の夏って、こうだったなー。ミストもうちわも、かき氷も、暑いほどごちそう度が増しますね。すっかり元気になってカフェを出ました。
(2015@林 真実)