福岡市地球温暖化実行計画の協議会メンバーで、地域熱供給の視察にいきました。天神の会議室から歩いて数分。デパートの売り場の地下に、その施設はありました。
天神再開発地区の冷暖房が、一つのビルの地下と屋上に設置されたヒートポンプ設備でまかなえているのです。家庭のエアコンを見慣れている目には、ここのヒートポンプ機器は巨大に映りますが、このビル以外では設備をおく必要がなく、屋上緑化でも駐車場でも、スペースの有効活用ができるのです。熱エネルギーの有効活用は、もちろんいうまでもありません。
競争関係を越えて、省エネ省CO2のためのスマートな協力関係を作り出している方々、本当にかっこいいなと思いました。これこそ、縁の下の力持ち!
天神地区は全電気式ですが、川端地区では電気とガスの熱供給、シーサイドももち地区は海水の未利用エネルギーによる熱供給など、いろいろな形態の地域熱供給が運用されています。「天神ビックバン」など、これからの都市開発においても、熱やエネルギーの面的利用が進められることを、生活者としても大いに期待しています。
(2016@林 真実)
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写真出所:株式会社福岡エネルギーサービスHP