容器包装リサイクルの課題を、関東の事業担当者と九州の消費者などが一緒に考える、エキスパートミーティングがありました。
紙、鉄、ペットボトル、プラスティック、アルミ・・・それぞれの事業者から、リサイクル率の数字や、最近はスチール=鉄だということを知らない消費者がいる、現在一体化したプルトップを缶から無理やり引き剥がして回収する人がいる、といった報告があり、逆に、消費者からお話しした実情を、にわかに信じていただけなかったり。いやはや、事業者と消費者ってこんなにギャップがあったとは。
ギャップは消費者間にも。私は、地域の事情に合わせてできるだけ分別をシンプルにするほうがリサイクル率が高まると考えるのですが、「分別をもっと細かく、全国統一の仕組みにして、法律で厳しく縛るべき。」と主張する消費者の方も。
「リサイクル率を高めるには」という話題が、最近あちこちの会合でよく上ります。佐賀県の環境NPOの方からは、「クリークを清掃していると、捨てられている蛍光灯がでてくる。」という報告を聞きました。マナー以前に、環境啓発も急務だと感じています。
(2016@林 真実)