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No.254 2020/02/25

日田の雛祭り 〜 新型コロナウイルスは正しく怖がる

 2月20日、福岡で新型コロナウイルス感染が発表されました。私が関わっている研修会や、老健施設での演奏会は、即、中止や延期にした中で、行くかどうか迷ったイベントが二つだけありました。一つは数日後にご招待下さっていた町おこしのためのコンサート。もう一つは、娘の家で開かれる孫の初節句でした。

 日田の町を盛り上げるためと聞いていたコンサート、大分や日田では感染者は出ていないし、先方から中止の連絡はありません。
 一緒に行く友人は最近まで医療関係者だったので相談すると、「準備万端して車でいくよ!着物も着ていくよ!」という元気の良い返事。よし、そうと決まれば正しく対策!着物にマスク、手袋、除菌シート、消毒液と共に、普段は電車移動の私も、彼女の車でいざ出発。

 まず、鰻屋さんで昼食。窓際の席で、消毒液で手を消毒し、箸はそれぞれ自己責任でとり、友人は粉山椒も除菌シート越しに持って、私にも振ってくれました。

 会場では、入口すぐに受付が設けられ、全員にマスクを配られていました。
こちらも、他の参加者との余計な接触は控え、コンサートに集中。3本の琴の華やかさも季節にぴったり。とりわけ、尺八の「鶴の巣籠」は、情景が浮かぶ、心が揺さぶられる演奏でした。こんな素敵な曲があったなんて!

 主催者にマスク越しに短くご挨拶して会場を後にし、よく晴れて澄んだ空気の日田の街を散策。

 昨年講演に呼んでいただいたとき、市役所や地元環境活動家の方々があちこちご案内くださって感激したスポットが沢山あったのですが、コロナ終息後にまた伺おうと思います。店先のお雛様を少しみて、日田羊羹などを買って帰りました。

 打ち上げの夕食は、わが家に帰ってから。大分の日本酒にあう野菜のおつまみを、電子レンジで手早く作ってゆっくり楽しみました。

 ほとんどのイベントを中止や自粛にする中で、これだけは行こうと決めた数少ないものは、万全の対策で臨もうと思います。新型コロナの行方も気になりますが、それに伴う、観光や経済の冷え込みも気になります。機会は絞られますが、できる限り、消費活動も続けなければ。
 負けないぞ!新型コロナ!

(2020年2月 林 真実)

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