米国企業の日本支社に勤める息子は、米国の新型コロナウイルス感染拡大を受けて世界中の支社が出勤停止になりテレワークに切り替わったと言っていました。ただ、自分のオフィスは出勤停止でも、担当するお客様は日本企業。客先の工場を訪問するために新幹線で出張しています。
その息子が先日、米国本社から配信された社員向けのコロナ対策動画を見せてくれました。会社の健康管理の担当者？の髭のおじさんが、「手洗いは丁寧に、20秒やろう！」と、「漕げよマイケル」を歌いながら笑顔で手洗い解説をしている動画でした。20秒って、世界標準なんですね。
アメリカの髭のおじさん、石鹸で洗っている間、水道を盛大にジャージャー流しっぱなし。「もったいないよー」と言いたいけれど、20秒間、歌を歌うのはいいアイディア。私もそれからは、「漕げよマイケル」を２回歌いながら、「手のひら→指の股→親指ぐりんぐりん→母指球→爪先→手首くるりん」の順に、手を洗っています。
日本の歌なら何がいいかなあ。のんびりして、少し落ち着いた、誰でもよく知っている歌がいいかも。「ぞうさん」なんてどうでしょう？１番を歌うだけで２５秒。より丁寧な手洗いのため、私は子育て中の娘には、「ぞうさん２回歌ってね」と言っています。一番で石鹸でくまなく洗い、二番で流すというのだと、より丁寧ですし。
それにしても、人生でこんなに手を洗ったことって、今までなかったかも。気が付くとカサカサ乾燥しています。 ひび割れを起こすと雑菌が入ることになり、衛生上もよくありませんから、保湿クリームも忘れずに。
写真： 私は花やハーブの香りのハンドクリームを使っていましたが、最近昔を思い出して、馬油を使うようになりました。熊本出身者には化粧用としてもなじみのある馬油。香りもなく、そのままお料理ができて便利です。自炊の機会も増えてきましたしね。
（2020年3月 林 真実）
