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No.44 

フードマイル表示 ――― イギリスのスーパーでの取り組み

 イギリスのあるスーパーが商品の価格表示などとともに、その商品がどれだけの距離を輸送されてきたかを示すフードマイルを表記するようになったと報じていました。買い物客もインタビューに対し、「環境のためにできるだけフードマイルが少ない商品を買うよう心がけたいわ」と答えていました。すばらしいことです。グリーンコンシューマーが増えつつあると感じる日本(下記データ参照)ですが、わが国のフードマイレージは世界的に見てもダントツ。食料自給率がカロリーベースで40パーセントという低さとともに、さまざまな問題が危惧されています。日本のスーパーでもフードマイルや二酸化炭素排出量の表記などを検討していただければと思います。とりあえず私たちにできることは、産地や製造地を確認して、できるだけ輸送距離が少ないものを買うこと。(食肉はこの限りではないようなので複雑ですが)温暖化の進行を食い止めるためにできることはたくさんあるのです。

注)博報堂広報室の「ライフスタイル・イノベーション調査(2006年3月実施 全国の15〜69歳を対象とした インターネットによる調査)」によると、「地球環境保護を考えた商品であれば今より価格が高くなっても買う」人の割合は50パーセント、「環境問題を意識することで購入時の重視ポイントが上がった商品」として、自動車(65%)、洗剤(57.8%)、燃料(49.1%)、食品(46.2%)、家電品(40.9%)。

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