9月中旬、友人とプサンへ。
旅行前に玉突き事故に遭い、旅の初日は首にギブスをはめてホテルでじっとしていた私でしたが、あわび粥や豆腐チゲやタコ鍋やタッカルビなどをいただくうちにだんだん元気を取り戻しました。
帰国前日の午後、市場にお刺身を食べにいった帰り途のこと。地下鉄の改札を出てそのまま地下街を歩いていると、先の方が暗がりに。「あれ?もう日が暮れた?」と友人。「え?・・・あ、ほんとうだ・・・。」
非常用電灯だけで、まるで夜道のような地下街だったのです。歩いているうちに点灯していき、すぐに通常に戻りました。
その日は気温が高く、電力需要が供給力を超えて韓国全土の輪番停電に至ったと後で知りました。地下街で「日が暮れた」なんて、のん気な会話を交わしていた私たちでしたが、地下鉄や地下街が全て停電していたら・・・どんなパニックになっていたでしょう。
3・11後の関東の計画停電では事故やパニックが少なからず起きていました。九州に住む私たちも停電リスクと隣あわせであることをしっかり認識し、省エネのライフスタイルの促進や、安心安全な地域エネルギーシステムの必要性を感じた経験でした。