大晦日の深夜に、パーティの酔いを醒ましてから省エネ・スピーディに作る我が家流おせち。ご紹介してもう何年になるでしょう？（過去のおせちは「食」のところをクリックしてどうぞ。近年ささやかになる一方ですが、今年は品数をさらに減らしました。
デパートで豪華なおせちを見るたびに「今年は買ってみようかな」と思うのですが、元日の朝の家族の「わあ」と喜ぶ顔、やっぱり見たいんですよね。それに震災以降、省エネや節電普及の仕事やボランティアで多忙を極め、自分自身の日常生活に余裕がなくなってしまった反省もありまして。
料理本とにらめっこして本格的な出汁をとり、面取りや飾り切りをして、筑前煮を食材別に下ゆでしていた「若葉マーク」の頃に比べると、まあなんと手抜きになったことでしょう！でも今の方がなぜか美味しい。その上、無水鍋や圧力鍋や省エネ調理法などを駆使する腕があがっているので、作る量は3倍になってもエネルギーは3分の1にはなっていると思います。手抜きは自慢にならないけれど、省エネと地産地消だけは胸を張れるかな。
食材ひとつひとつを吟味できて、家族が食べたい品を好きな味付けで、食べる分量を作る。なくなったら補充するので遠慮せずに食べられて、残さず美味しくいただける。それが手作りおせちの良さですね。お正月なんて関係なく出かけてしまう、受験生のお弁当にも。
東北や、昨夏水害被害に遭われた朝倉や大分の方々、そして受験生にもいい春が来ますように！
写真：いちばん最初のエッセイからご紹介している我が家の定番、二種の鶏ロールは、手前のはいつもの明太子巻き。もうひとつ真ん中のお重に入っている方はお正月用の赤いにんじん・生しいたけ・チーズを巻いてみました。
にごり酒がすすみました〜
