ワーキングマザーの快適!省エネ・エコライフ 林流シンプルライフ

カテゴリー

筆者プロフィール

No.154 2012/12/21

クリスマスイルミネーションと節電 ――― アオガクのもみの木

 クリスマスイルミネーションが、早くも11月半ばから街を彩っています。点灯した頃は「え?もうクリスマス?もう少し紅葉の秋を楽しませてよ〜」と思っていましたが。またたく間にクリスマス目前に。飾ってくれた人たちのおもてなしの心が感じられて心が温まり、寒さでカチカチになった身体もこころなしかほぐれてくるようです。

 省エネ講座にきてくださる方の中には「あれこそ電気の無駄。」と仰る方もいらっしゃいますが、LEDで省電力化を図り、他で節電をするなど、事業者も見えないところでそれなりの工夫を凝らしているようです。

 節電が求められる昨今(九州もこの冬"昨年並み"の節電要請がされています)、過剰な電飾はいただけませんが、冬の夕方の電力需要ピークはちょうど家庭のそれと重なります。家族や友人がそれぞれの家の暖房や照明を消して街で一緒に過ごせば、ウォームシェアにもなり、全体の節電に繋がるともいえるのではないでしょうか。

 一方、家庭のクリスマスイルミネーションをめぐっては、以前、こんなステキな親子もいました。(パパと子どもの約束〜クリスマスのカーボンオフセット エッセイはこちら)余裕や遊びの創出も、工夫次第です。

 写真は、ちょうど一年前のことです。男女共同参画社会へ向けた内閣府のポジティブ・アクションのプロジェクトで、東京に行く機会がありました。どうにかこうにか役目を果たし、空港に急ぐため懇親会を一人抜け出したら、会場のホールがある大学の門近く、大きなもみの木が。

 電飾がきらびやかでない分、空にかかる月の光も引き入れて、どっしりと、静かに立っていた一本のもみの木。しばし足を止めました。私にとって忘れられない1シーンです。

みなさまどうぞよいクリスマスをお過ごし下さい。

このページに掲載しているあらゆる素材の無断複写・転載を禁じます。 © KYUSHU ELECTRIC POWER CO. INC. All Rights Reserved.