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No.162 2013/03/27

超高い節電率に驚き! ――― 長崎県冬の節電コンテスト

 長崎県冬の節電コンテストの表彰式があり、基調講演に伺いました。長崎にはこれまでも何度か講演や推進員研修などに呼んでいただいていますが、県民の皆さんの先進ぶり、推進員の方々の頑張りぶりに、目を見張らされてきました。松浦市での県大会の基調講演に呼んでいただいた際は、子どもたちの蛇踊りに涙がでるほど感動しましたっけ。

 それでも今回の節電ぶりには"たまげました"。応募数638世帯の中、削減率部門トップ3のご家庭の、2012年から2013年にかけての冬、前年同月に比べての削減率はなんと、79、77、74%!太陽光やコジェネを導入したお宅はともかくとしても、今冬は昨年より増エネになっても不思議ではない中、本当にびっくりです。

 受賞者の方は「そんな穴倉みたいな生活をしているわけではないんですよ。子どもにも口うるさくはいっていません。でも、ご飯は圧力鍋で3分で炊いています。」などと涼しい顔でおっしゃっていました。一つ一つ積み上げられた結果なのでしょう。

 一方アイディア部門では、犬をマフラー代わりにしようと思ったら無理だった、カルタやフラフープなど暖かくなる遊びをした、夕食時に家族に使用量を報告した、手あみのネックウォーマー、照明の傘の内側にアルミホイルを貼った、発泡スチロールの箱で鍋保温したなど、ユーモア溢れる、長崎の方々らしい節電法の数々が。

 こんな節電マニアのような皆さんに今度は一体何をお話しすればいいの?!・・・とおののいてしまった私、どなたにも少しずつでもご参考になればと、省エネの今と未来のこと、自分の取り組みなど、とにかく沢山情報提供をしてきました。「あれ、林先生、推進員研修では"メッセージは絞れ"ってあれほど言ってたのに、今日はぜんぜん絞れてなかったねー。」と今頃言われているに違いありません。節電をする家庭は子どもの躾も行き届いているのでしょうか、大人向けの話を我慢強く聞いてくれた男の子にも感謝。

写真:節電コンテストの副賞は、液晶テレビ、お掃除ロボット、電気ケトル・・・と豪華家電の数々!きっと究極の省エネをしながら使われるのでしょうね。

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