ワーキングマザーの快適!省エネ・エコライフ 林流シンプルライフ

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No.206 2016/02/15

2016年、速攻ヘルシーおせち ――― 10年のライフステージの変化

 2016年があけました。拙いエッセイをお読みいただいている皆さま、いつもありがとうございます。育児、仕事、ボランティアに励む私の暮らしの中で、省エネエコの持続可能な暮らしと快適性の両立を、楽しくおしゃれに試行していこうと初めたこのエッセイも、まるまる10年がたちました。

 私が大切にしていることは10年たった今も全く変わりません。が、ライフステージはどんどん変化しました!小学生だった子どもは大学生に、母は天国へ、実家の父の見守りや空き家の管理も必要に。それにあわせて必要なエネルギーもどんどん変化。
 ワーキングマザーと言えるのも、もう少しですが、私の周りのママ達も、複数の家を行き来しながら家事をこなしている人が少なくありません。

 さて、2006年から毎年アップしている我が家のおせち。今年は訳あって、3軒分のおせちを2時間で作ることに!しかも、おせちの食材の買出しに行けないままで。お正月らしい食材は唯一、数日前に唐戸市場で買ってきて冷凍していた天然えびだけ。娘の冷蔵庫にある普段のおかずの食材のみで、大急ぎでつくらなけばならなくなりました。我が家のおせちの定番、ローストビーフも、鶏ロールも、かまぼこも栗きんとんも食材未購入。買出しに行けば、作る時間がない・・・。

 しょうがない!と腹をくくり、鍋2つと電子レンジと3つ口IHで、冷蔵庫にあるもので野菜中心の創作おせちに挑戦することにしました。ゆで卵の切り口が瓢箪(ひょうたん)形になったのは偶然で、二玉卵だったおかげです。グラタン用に買っていたほうれん草は、昔、母がやっていたのを思い出し、きれいにそろえて海苔巻きにし、瓢箪卵を支えました。

 2時間の格闘の末、ローカロリーでヘルシーな、速攻おせちが完成!新しい家のIHに「頼りになるね〜、相棒!」と声をかけ、風呂敷に包んで出かけました。父のところには元旦の朝、着物で持参したら、こんな速攻おせちでもとても喜んでくれました。着物効果かな?

(2016年1月)

写真:2016年の速攻ヘルシーおせち。三段重は卒論を頑張っている息子に、六角形は一人暮らしの父に。

写真:熊本城の向こうにあがる初日の出

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