ワーキングマザーの快適!省エネ・エコライフ 林流シンプルライフ

カテゴリー

筆者プロフィール

No.219 2016/04/28

熊本大震災3 ――― 人々やまちの様子・食器を洗わずに済む工夫・復興への気持ち

 大人たちは憔悴顔でしたが、ひじき煮やゆで野菜など、「久々の普通の食事」にほっこり。

 「もう地震はいや」「もう一回大きいのがきたら心が折れそう」といいつつも、「電気ってありがたいね」、「ガスも早く復旧するといいな」、「トイレを流すのにこんなに沢山水を使っていたんだ」、などという話をしてくれました。子ども達はかわらず元気。

 エレベーターが止まっている父のマンションの13階は、リュックで「登山」の気分になっちゃえば、ガウディのサグラダファミリアの螺旋階段ほどは、きつくない。紙皿も持参しましたが、割れ残ったお皿に、ラップを巻いて、食事をしました。こうするとお皿を洗わなくて済むので。父も、持ち前の「スーパー鈍感力」を発揮して、精神的には全然まいっていませんでした。もちろん、まだ余震もあるので、十分気をつけます。

 大分県も被災し、阿蘇大橋も落ちて、週末の家にしていた阿蘇の亡き祖母の家にはしばらく近づくことができません。熊本城の石垣や、阿蘇神社の倒壊は、胸がつぶれる思いです。悲惨な報道が多いですが、お城の天守閣も宇土やぐらもどっしりたっているし、楠の緑は変わらず美しい。公園には子ども達の遊び声が響いています。大好きな大分県の被災地もきっとそうだと思います。また、ここからはじめたらいいよね。

(2016年4月18日)

このページに掲載しているあらゆる素材の無断複写・転載を禁じます。 © KYUSHU ELECTRIC POWER CO. INC. All Rights Reserved.