ワーキングマザーの快適!省エネ・エコライフ 林流シンプルライフ

カテゴリー

筆者プロフィール

No.247 2019/05/28

車の就活 ――― 愛車を“シュレッダ―レス“のリサイクル工場へ

 福岡に引っ越し車を使わない暮らしになったので、12年走り続けた愛車を手放すことにしました。以前住んでいたところは銀行も郵便局もスーパーも病院も塾も遠く、車は必需品でした。子供たちや友人や愛犬との思い出もいっぱい。

 息子が引き継いで乗ってくれていましたが、その息子も転職で九州を離れ、親戚の子たちも乗らないというので、廃車にすることにしたのです。
 ただの廃車ではないのですよ。車がシュレッダーごみにならず、丁寧な作業で部品をひとつひとつ取り外し、ほぼ全部リユース/リサイクルをするという姿勢が徹底している工場へ。昨年、北九州にあるオートリサイクル工場の見学をさせていただいた際、愛車の最期はぜひそこにと決めていたのです。まるで車の終活みたいでしょ(笑)。

 エコドライブを心がけた愛車の最期が、部品一つ一つ丁寧に外して99%もリユースやリサイクルして下さるって、車もオーナーも、地球も救われます。車への感謝の気持ちを手紙にしたためて、ダッシュボードに添えてお出しになった方もおられたそう。

 リサイクル料金は前払いしているので、追加料金どころか、有価で引き取っていただけます。知人に話すと、みんな「えー、知らなかった!」とびっくりします。自動車リサイクル、知らない人が多すぎる。もっと広めなくちゃ。


写真:たくさんの思い出をのせて、愛車はリサイクル工場へ。長い間ありがとう!

(2019@林 真実)

このページに掲載しているあらゆる素材の無断複写・転載を禁じます。 © KYUSHU ELECTRIC POWER CO. INC. All Rights Reserved.