以前は両親や子供たちを連れて、よく聴きに行っていた別府アルゲリッチ音楽祭。小澤征爾さんが来られた時にチケットがとれなくなって以降、ちょっと足が遠のいていましたが、今年は友人がチケットをとってくれて、数年ぶりに行ってきました。
ミッシャ・マイスキ―さんのバッハ無伴奏チェロに涙。二番目のご主人だった指揮者のシャルル・デュトワさんも変わらぬ友情で包み込む、アルゲリッチさんの輝き溢れるタッチに喝采!千葉から一人で聴きにいらしていたお隣の女性と、「この時代にこんな超一流の音楽を、地方で聴けるなんて本当に幸せですよね。」と感激を分かち合いました。
翌日、ピアニストの伊藤京子さんや作家の平野啓一郎さんが、「クラッシック音楽を楽しめる社会をこれからも持続していけたら」と話されていました。
(実際、好きだった「ラ・フォルジュルネ鳥栖」は財政を理由に残念ながら3年で取りやめに。こちらも奇跡のような音楽祭だっただけに残念です。)
鑑賞マナーも年々向上、若手音楽家の育成にも貢献していると思います。継続は力ですね。アルゲリッチさん、マイスキーさん、ホスピタリティあふれる大分・別府の方々、ありがとうございます!
(2019@林 真実)